太陽の牙ダグラムシリーズ

1/72 ソルティックH8 ラウンドフェイサー(マックスファクトリー製)

 その昔「キャラクターキットは放送中に発売される」というのが当然でした。よもや30年の時を経てのダグラムシリーズがマックスファクトリーから展開開始。追いかけてきたファンとしては踊り狂いそうな気分です。願わくば一つでも多くのメカニックがキット化されることを願うばかり。

 このラウンドフェイサーはダグラムに続く第2弾となります。個人的にはちょっとディフォルメが効きすぎていると思うのでシャキッとさせる方向で手を入れてあります。大きすぎる手首・長過ぎる上腕・長過ぎる腹・薄い胸を改修、短くて落ちている膝のアップといった点が改修ポイントです。

 ラウンドフェイサーといえば型に赤いロケットランチャーのついたタイプがスタンダード。しかし今回はちょっとしたバリエーション機として製作してみました。

 

強化型加速器(長身バレル)に換装した新型ハンドリニアガン。Xネブラ対応高精度センサー。試験部隊から別々に接収した装備で強引に仕立てた中距離支援機。大雑把な擬装を経て実戦に投入。慢性的に戦力不足の解放軍の一翼をになった。

・・・というのmy設定。以下のようなドラマも考えてみました。

整備士:「外からできることはこれで終わりだ。あとは中のあんたの仕事だ。早く済ませ     てくれよ。このスタンレー高原も何時間かしたら戦場になるんだからな」
パイロット:「わかっているさ…チェック…ん、急造品にしてはフィッティングに申し

                       分は無いな。」
整:「そいつは良かった。肩があたるからってさ、言われるままに切っちまったけど、

        心配だったたんだ。」 
パ:「まあ、少佐の指示なら間違いはないさ。使えなくなって惜しい機能もあるが今

        作戦には支障ないよ。」
整:「詳しいんだな。」
パ:「少佐は元上官だ。あそこで修理中のダグラムとも少佐の作戦下で戦ったよ。

        もっとも、あそこで倒していたらこうして轡を並べることもなかった。ちょっと

        複雑な心境さ。オマケに俺のヘイスティーを貸す羽目になっちまうしな」
整:「ああ、それでこのお古のソルティックか」
パ:「なんで俺が、と思ったが、確かにこいつは誰にでも扱える代物じゃないな。俺に

        まわってくるわけだ。よし、チェック完了。足元から離れてくれ。出すぞ!」

 

 

 

 

1/72 ソルティックH8 ラウンドフェイサー

 このキット、パーツ毎の形はなかなか良いのですが、全体で見るとちょっと上半身が下半身に比べて勝っているような気がします。そこで肩の左右を幅詰め。幸いなことに側面パーツが別になっており、これが非常に楽です。二の 腕も詰めて、ちょいと寸の詰まったかんじとしました。これにより頭部は大きく、かつ全体のバランスのとれたシルエットになったと思います。手首はガレー ジキットパーツ(タイプ失念)から、マグランチャーはブッシュマンから流用しました。マグランチャーはあまりに小さかったので1/144GM2のビーム
ライフルの基部を流用し大型化しました。
わたしは基本的に固定派なのですが、あえて今回は可動モデルとして完成させました。とくに股間部は新しい試みをしてみました。通常のフンドシから左右 に軸が出ているタイプをやめて、アシモなどのように上から軸が生えているタイプとしてみました。ここにダブルボールジョイントを組込むことでこれまでとりづらかった脚を中心軸方向に振ることができるようになりました。これにより今までとりづらかった動きのあるポーズがとれるようになりました。同様に足首と腰、肩にもWボルジョイントを仕込んであります。ジョイント部が露出しやすいといった弱点もありますが、これは今後の課題としたいです。
カラーリングは凹部に濃いグレー、凸部にホワイトを吹いてから各色を塗り分けました。失敗だったのが彩度の調整で、塗装自体は彩度抑えめのそれなりに 満足できる色味になったのですがデカールとのバランスが・・・。赤は真っ赤に、オレンジは目に鮮やかなオレンジに、あああ。デカールを貼った後に薄めた ホワイトを吹いた方がよかったのかななどと、今さら悔やんでおります。

 

 

 

 

サバロフ AG9 ニコラエフ

 番組終盤に登場するのにロートルというアンバランスな機体、ニコラエフ。デザインもヘッポコで腕がありません。キットはある意味うまくへっぽこなかんじに仕上がってはいるのですが「もう少しの大河原っぽさ+スケールなりに節度のあるディテール+ありそうなキャノピー」という課題で仕上げてみました。
  まずはコクピット。ある意味この作品の印象の最も出ているところだと思います。さすがにキットのキャノピーでかっこ良く作る自身がなかったので思いきって交換。バンダイ1/72SPT(レイズナー登場)グライムカイゼルを使用。このキットの頭部キャノピーを上下逆にして取り付け。スケールが一緒なこと、そしてデザイナーが一緒のせいもあってかジャストフィットです。これにあわせて後頭部も形状を変更しました。現用ヘリのバブルキャノピーっぽくなったんじゃないかと思いますがいかがでしょうか?色だけは困ったものですが。腹部・上部胴体は上下に延長。腰左右のミサイルポットは密着するように調整しました。太腿は1/144ギャン(旧キット)に交換して細くしました。臑は接着面でくさび状に削り、下方向の広がりを抑制してあります。足首は臑から下に引っ張りだして臑を長く見せてあります。 あとは全体的にのっぺりしているので適度にディテールアップ。アンテナは真鍮線に交換。左右張り出しの機銃(?)は縁を削り込んで内部に市販のディテール アップパーツを張り込んであります。右上の謎の砲塔は砲口・上部・後部にそれぞれ流用パーツやディテールアップパーツを追加して間延びを防ぎました。
 塗装はこの頃の大河原氏の定番的な、一段明るいカラーによる剥げチョロ塗装を敢行。やっぱり良く似合いますね。デカールはそのまま貼るにはあまりにチャラチャラしているので手持ちのAFVのものからチョイス。ベース手前にはスケール比較用のエアモデリング用のデッキクルーフィギュアを配置し、デカールで作品名を表記して完成。かなりいじったので「こんなのはニコラエフじゃねえ!」といった異論もあるかと思いますが、自分には「これは後期改修型なのさ」と言い聞かせております。真実は!・・・見えるか微妙(笑)